Home > 族譜について

   族譜はさまざまなレベルの家族単位を、彼らに共通の始祖から族譜刊行当時の子孫にいたるまで一定の原則によって総括し作成した系譜の記録である。つまり族譜は、ある宗族の血縁関係および関連事実をわかりやすく体系的に表現した記録物として同一血族の起源を明らかにした家門の歴史書であると同時に、そこに属する構成員たちの身上が記録された個人記録でもある。

   族譜編纂の目的は一般的に尊祖、敬宗、収族に要約されるが、これは結局祖先のすぐれた家風を受け継ぎ、祖先の徳を追慕し宗族間の親疎遠近を明らかにし、同一の子孫として親睦を深め宗族内部の上下秩序を確立することで、団結を強固にしようということである。