Home > 族譜資料システムの紹介

単位で保管されており、体系的な利用はもちろん、全体の所蔵実態も完全に把握されていない状況にある。 成均館大学東アジア学術院尊経閣では、長年にわたって全国に散在していた族譜を収集、分類、整理し、電算化するための方法を模索してきた。族譜資料をデータベース化し提供することで、研究者に多様な基礎資料を提供することができ、韓国学の基盤を固め、普及させる効果を生み出すことができるだけでなく、族譜データベースのハングル化を通し、国民に向けたサービスの一般化も高めることができるからである。これに成均館大学では、国家的に資料の保存と、資料価値の高い知識情報源をデジタル化し、インターネットを通じた国民への提供を進めてきた情報通信部の支援を受けて、本格的に作業に着手することができるようになった。 族譜は全国各地に分散し、各家門が各自の族譜を個別に保管している場合がほとんどである。これに対し成均館大学尊経閣では、所蔵している族譜以外にも、成均館と全国各地の郷校ネットワークを活用し族譜の現状を把握する一方、広範囲にわたって収集した資料を整理し、段階的にデータベース化を進行しているところである。このような過程を通して、韓国族譜について電算情報を蓄積し積極的に活用してもらうことのできる電算入力システム、及び国民へ向けたサービスシステムの完璧な構築を目指している。

本貫、名前、字、号、科榜、官職、生年、没年、干支紀年生年、干支紀年没年など、確認可能な個人情報を通じ族譜に収録された人物を検索できるようにした。特に 本貫、科榜、官職、干支紀年などを索引語で表示し、一般の人が検索に必要な用語を簡単に把握できるようにした。
-要約情報では本貫名、姓氏名、始祖名など姓貫の基本情報を記録し、詳細内容では一般的に知られている姓貫の由来と族譜上に表記された主要居住地域を列挙した。画面右側の地図に別途に居住地と貫郷地情報を表記し、おおまかな分布現状を一瞥できるようにした。

-画面左側に姓氏別、本貫別2つのタブを設定し、該当姓貫をカナタ順に配列して該当族譜を配置した。つづいて下位ディレクトリに基本的な書誌事項、族譜解題、子孫録、序文、跋文、文献録、凡例、分派、その他資料などを収録した。特に序文と跋文、文献録に収録された年譜、行状、碑文は原文と翻訳文を共に収録し、子孫録は世代別に区分して掲載し、該当人物項目では派名、派祖、字、号、生年、没年、 科榜、官職、居住地、墓地の位置などの詳細情報と共に、別途のタブで族譜の該当人物の面註内容を原文で閲覧できるようにした。また配偶者、及び配偶者関連人物情報欄を別に設け、族譜に掲載された夫人、婿などの情報を一覧できるようにした。

-該当人物の系譜を時系列的に確認できるよう別途にマルチビューアー電子族譜を開発、配置した。

-経学資料システムと連係し、該当人物の経学著述がある場合は簡単な操作でこれを直接確認できるようにした。
族譜とは何かについて概括的に説明している。
世代別出生及び死亡人数、世代別科榜現状、本貫別科榜現状、家門別婚脈関係など四項目に分け構築した族譜資料の統計結果を提示した。具体的には、世代別出生及び死亡人数では男女に区分し、世代別人数の統計値を示した。世代別科榜現状と本貫別科榜現状では、ぞれぞれ生員、進士、文科、武科、雑科にわけ、該当姓貫の世代別、族譜の冊子別統計値を示した。 家門別婚脈関係では夫人と婿の項目にわけ、該当族譜の姓貫と、婚姻関係を結んだ姓貫の統計値を示した。